夫の転勤やら以前にやっていた仕事の契約期間やらで、ぽっかり空いた1年ほど。
いわゆる専業主婦だったのですが、年末ギリギリに在宅で仕事を始めました。
それまでどんなに遅くまでバリバリ働いたことがあっても、やっぱり「久しぶり」は怖い。
私の場合は、なんだか働いていた頃の嫌な感覚だけを思い出す・・という感じでした。
で、始めると決める前も、始めると決めた後も、始めた後も検索しまくりました。
同じように迷っていたり、悩んでいたりするあなたの参考になればと、私が働こうと思った理由や働いて見て良かったこと・悪かったことをまとめてみます。
働くことが「普通」になれば、それがないのが怖いし。
働くよりも「家事」とかが普通なら、それができなくなることが怖いし。
人はどうあがいても「変わる」のが嫌いです。
その境界線を行ったり来たりふらふらしているのが、もしかしたらめまぐるしい時代における強さなのかも・・なんて思いながら。
働くのが怖いを超えて、久しぶりに働こうと思った理由
久しぶりに働こうと思った主な動機は2つ。
- 世間の声に負けた
- 自分のお金で買い物したい
バリバリのフルタイムで働いていた時は、働くのが「怖い」って自分が思うとは思いませんでした。
が、やっぱりしばらくフルタイムから遠ざかると、あのリズムに戻れる自信が湧いてこない。
朝から深夜まで働いて、土日も出社するような働き方を割と長くやってしまったので、その頃のジトっとした嫌な感じだけが仕事から離れている間に心の中で育っちゃった・・という感じでした。
それに、世間の声を気にしつつも、結構専業主婦+ブログみたいな生活が心穏やかでいられて気に入ってたというのもあります。
やっぱり転勤族の最初の1,2年は主婦ってメリットが大きい気がします。
とはいえ、世間の声が騒がしすぎて、自分の中でも「負い目」みたいなものがあったのも事実で、じゃあ実際働いたらそれが消えるのか知りたかった。
年末に欲しいものを「自分のお金」で買いたいな・・という気持ちが湧いてきたこと。
そんな気持ちが重なったタイミングで、在宅でできるライターの仕事が舞い込んできて、じゃあやるか・・
となりました。
こちらも「世間で流行り」の「在宅」が本当にいいのか・悪いのか試して見たくなったのもあります。笑
>>>主婦の働くのが「怖い」の解決策は「在宅」ではなく心と体の”準備”
仕事開始の時期が12月だったので、年末は休める。
ちょっとくらい辛くても、お休みを区切りにすれば頑張れそうかな…ということも背中を押した気がします。
専業主婦から仕事復帰で悪かったこと
まずは、悪かったことから。笑
- 休み明け前に胃がキリキリ
- 大らかな気持ちが減る
- ストレスで出費が増える
- 在宅ワークは意思疎通が難しい
休み明け前に胃がキリキリした
久々に「休日」を意識する働き方になったことで、サザエさん症候群が戻ってきました。
あぁぁぁもう本当、そういう感じだったよなって感じです。
日曜日の憂鬱。
そして眠れない感じ。
まぁあんまり楽しいものじゃないですが、これは慣れていくしかないんだろうな・・と思いながら。
今までも夫の気持ちが分かっているつもりでしたが、より一層骨身に染みて共感できた気がします。
大らかな気持ちが減る
単純に、余裕がなくなります。笑
在宅ワークだろうがなんだろうが、仕事は仕事なので、慣れるまで気持ちが追い詰められます。
余裕がなくなると、笑って許せたことが許せなくなる。
つくづく小さい人間だな・・と思いつつ反省していますが。
やっぱり、家族の誰かに変化があるタイミングでの仕事とのスタートは、私にはハードルが高いなと感じました。
自分も相手もいっぱいいっぱいよりは、どちらかに余裕がある時の方が我が家にはいい気がします。
そういう意味で、引っ越しも新しい土地も、夫の新しい職場も、なんとなく平常運転が見えてきたこのタイミングはベストだったなとは思います。
ストレスで出費が増える
ストレスで出費が増えます。
正確には、散財「しかけた」ですが、やっぱり増えます。
チョコレートとかお菓子とか。
どうしても頑張るための「起爆剤」が必要になる。
それはそれで面白いし、楽しいですが、やっぱりお金が減ります。
必要経費と言えばそれまでですが、純粋にお金を増やすためだけを考えると、「節約」でもある程度いけるという説は事実だと思います。
>>>転勤族主婦でも「無理なく」節約できる!家計を改善する大きく減らして小さく増やす方法
在宅ワークの意思疎通はめちゃくちゃ難しい
在宅ワークが専業主婦の仕事復帰にいい!
みたいなの読みますが・・
本当に在宅ワークって「相手次第」です。
まぁ言ってることがわからない。
言いたいことが伝わらない。
そして、メールやZOOMじゃ、微妙なニュアンスが伝わらない。
一言で言うと・・
めんどくさい
まじで分からなすぎて、泣きました。
なので最近は全部理解しようとするのをやめることにしています。
それから全部受け止めるのもやめました。
全部、話半分。
それくらい受け流せるような感じでいないと、死にます。
ただ、それさえ出来れば社会人経験者にとってはメリットの大きい働き方だと実感しています。
特に小さい子どもさんがいるお家にはやっぱりいいんだろうな、と。
ただ、誰かと関わりたい・・!みたいなのだと目的達成できません。
でも、「誰かと関わりたい」ってそんなに仕事の人と関わりたいですか??っていう問題もあるので、やっぱり「そこそこ」でいいのかな。
とも思い始めています。
ないものねだり、隣の芝は青い・・なんでしょうね、常に。
久しぶりの仕事でよかったこと
反対に、久しぶりの仕事でよかったことも。
- 休み前がめっちゃ嬉しい
- 効率が良くなる
- 自由になるお金ができる
- 在宅ワーク環境を整備
休み前がめっちゃ嬉しい
月曜日が嫌になるの反対で、休み前の金曜日はめちゃくちゃテンションが上がります。
正確には決まった休みがあるわけではありませんが、私の場合すぐに仕事と自分の時間の境目を見失うので、ここは明確に線引きしたいと思っています。
特に在宅ワークの場合は大事かも。
何があってもこの日はパソコン触らないと決める。
メールは専用アドレスを作って、休みの日には見れないボックスに分けておく。
こういうのって、「めっっちゃ稼いでやる!」みたいな熱い気持ちがある場合は絶対ダメだと思うんですが、とにかく「ほどほど」と決めているので、やりすぎ防止策は厳重です。
それでも考えちゃいますけどね。
まだまだ線引きしきれない部分もありますが、金曜日の高揚感は久々。
夫の嬉しそうな表情にも、心から同意できて面白いです。
休日をどう活かそう・・何をやろう・・
って計画立てるのも、やっぱり仕事でピリピリしたストレスがあるからこそ、気合が入る気がします。
家事の効率が良くなる
家事の効率が良くなります。
だいぶ手抜きになっちゃうかな・・と思っていましたが。
ゆっくり丁寧にやるのも楽しいし、それがいいなとも思う気持ちも大きいです。
ですが、意外と限られた時間でやらなければ・・!!!
ってなると、人間やるもので。
特に在宅だと、自分のお昼ご飯の用意のついでに、お米を洗って浸水させておこう・・
とか、下準備だけしておこう・・とかやるようになります。
専業主婦という肩書きだと、料理は仕事・・で、結構追い詰められることもありましたが、別に「仕事」ができると、今度は料理が新鮮に。
本当、人間って面白いです。
ちょっと嫌なことを始めると、それまでにあっった「ちょっとだけ嫌だったこと」が楽しいことに思えるんですから。
志麻さんのオーブン料理とか煮込み料理が大活躍すぎています。
やたら最近の本でも家電でもなんでも、
「忙しいあなたに」
って書いてありませんか?
「忙しい」の仲間入りを堂々とできることも良かったことかもしれません。笑
自由になるお金ができる
自由になるお金ができるのも新鮮で嬉しいこと。
一瞬、めっちゃものを買いかけました・・笑
自分が働いたことがある分、フルタイムで働くことのめんどくささとか、人間関係とか、わけわからんこと言う人への対応とか・・
そういうのを考えると、夫の給料をおいそれとは手をつけられなくなります。
しかし、年末はものが欲しくなる・・笑
福袋でまとめ買いとかしたいのですが・・・
いくら、一年分だから平均すれば絶対安い・・!って思っても、やっぱり年末の一瞬にまとめて買うのは・・なんか怖い。笑
これが6月くらいだったら仕事始めなかったかも・・と思うくらいまぁまぁ大きな理由でした。
在宅ワーク環境の整備が楽しい
在宅ワークのための環境整備がめちゃくちゃ楽しかったです。
お金をかけて文房具を買ったり、お菓子を買ったり。
・・ぬいぐるみ??

いえ、ペンケースです。

一人用のこたつ「こたんぽ」とか。

>>【レビュー】電気代の節約にも!着るこたつ「こたんぽ」の使い方
パソコン作業が楽になるのは必須条件。
>>理想の角度・位置でパソコン作業を楽に!おすすめスタンド&キーボード

転勤族と在宅ワークの相性はやっぱり「いい」
在宅ワークと転勤族との相性はやっぱり抜群でした。
なんと言っても、いつ引っ越すかが仕事に全く関係ない。
ネット環境があって、働いてもいい国であればOKなわけで。
(仮に海外赴任になったら私は一回やめますし。)
とはいえ、一人で家では絶対にはかどらない作業もあります。
そんなときは外へ持ち出します。
ちゃんとそれがお給料につながるので、カフェのコーヒー代も堂々と払える気がします。笑
そんなところもまた、嬉しかったりします。
(しかし、フルタイム時代はやっぱりカフェの無駄遣い・・多すぎたな)
結局、専業主婦をやめて働いたら自信が持てるの?
で、結局、専業主婦だとなんだか風当たりが強くて、顔の見えない「世間」にざわざわしていた気持ちはどうなったのか。
>>>転勤族妻の「仕事ができない」本当の理由は?専業主婦の後ろめたさのなぞ
自信と仕事と専業主婦は関係ない
結論は、あんまり変わらなかった。
これはやっぱりな、って感じですが。
>>>転勤族妻、仕事は?専業主婦・パート・正社員?結局大した差はない理由と転妻だけのメリット
働き方にも、時給にも、職種にも、段階や種類やいろいろな要素がありすぎて。
じゃあ今度は正社員なんか、月にいくら稼いでたらどうなんか。
問題も、課題も、ざわざわもキリがない。
あとめっちゃ稼いでいそうな人が、カリスマ「主婦」って・・?
もう分からんよ、定義が。笑
だからやっぱり謎の「活躍」なんてことじゃなくて、それぞれがそれぞれの人生のステップや段階ごとにいろんな方法を選べる。
それが一番なんだと思うし、それを常に自信を持って自分が「選ぶ」ってことが大切なんだと思います。
思考停止していた方が楽だし、みんなが「こう」ってルートが決まっていたら、それに文句を言いながら生きていればいいだけなので楽です。
残念だけどそういう時代ではないので、ありとあらゆる手段や方法の中から自分のオリジナルを見つけて、胸を張って生きていく。
スタンダードにはなれないかもしれないし、少数派でやんや言われるかもしれないけれど。
その人にしか分からないバランスがあるわけで。
自分と家族がちゃんと幸せならそれが一番ベストな選択。
これでOKだと腹落ちしました。
じゃあ、これからどうする?
じゃあ、これからどうするのか。
久々に仕事して、楽しいこともありました。
面白いこともありました。
・・が、やっぱ仕事は仕事よね。笑
私の悪い癖は、白黒すぐにはっきりつけようとするところ。
もうそろそろこの癖をなんとかしようと思っていろいろ考えていたら、ぴったりな答えを見つけました。
2ちゃんねるの創設者「ひろゆき」さん。
プライベートの1人の時間で「これをやってみよう」「これはおもしろい」と、発信したりしていることが、副業につながるような時代です。
「ほどほどの仕事量で1人の時間を充実させるには、どうすればいいのだろう?」と、1日の最初や終わりに必ず考えるようにしてみてください。
ダイヤモンドオンライン
なんだい、結局仕事しててもそっちに帰着するのかよ。
ということで、ほどほどで仕事をしてみようと。
とりあえずは。
で、ブログとか大切なものとか、楽できるけど美味しい料理とか・・
今もっと知りたい、興味があると思っているものを好きに突き詰めてみよう。
そんなふうに思っています。
悩みは尽きません。
そして、自分が我慢してやっていることや、やらないでいることを誰かがやっていると、「ずるい」って思うのが人間です。
世間のざわざわに答えは出ないんだと思います。
気になるけどね。
でも気にしても病むだけだし。
とりあえず、もう一回働こうをやってみてよかったなと私は思っています。
>>>転勤族妻が「普通に働きたい」は叶う?パート・在宅ワークの目標を変えて納得のいく人生を生きる方法
働きたいけど、働くのが「怖い」あなたへ
働きたい気持ちはあるけど、やっぱり「怖い」って思う気持ち。
めっちゃわかります。
この間まで普通に働いてたのにね。笑
ちょっと離れるだけで怖くなる。
で、もう一回働いて見て思ったのは、
「働くこと」を「神格化」しすぎでは??ってこと。
特にやめた直後は、なんだかありとあらゆるところで、働いている人を「すごい」・・というより、自分には何もできない・・みたいに思ってた気がします。
家事や育児は「職歴」にならない・・なんて言いますが、職歴にはならなくてもよっぽど経験値溜まってまっせ。
同時進行のタスクとかやってますし、自分で考えて自分で行動してますし。
あとはその職場にあった「小技」を身につけていけばいいんでないか。
感覚とかは後で戻ってくるんじゃないかと。
転職の時だってそんなもんですよ。
「前の職場では・・」って毎回言うことに意味なんてないですよね。
働く側に入ってみれば、「ああこんなもんだったな」とわかりますし、自分よりできない人なんて山のようにいます。
自分ができない、って思い始めると、周りの人はみんなスーパーマンに見えます。
ですが。
よく思い出してください。
お店に行ったりサービス受けたりして、「おいおいおいおい」って思うこと本当にありませんか?
一回も思わないことなんてない。
そりゃあめっっちゃできる人はいます。
が、そんな人ばっかりじゃない。
そんな適当でどうやって生きてきたの??
みたいな人もいます。
・・って言うかそんな人ばっかだよな。
勝手に上がりすぎているハードル。
ちょっとハードルを下げてみるのもいいかもしれません。
できますよ、多分。
・・うん、絶対。
まとめ
久しぶりに働いて見て思ったのは、働くことへのハードルと理想が高くなりすぎていた・・ということ。
働けば自信が持てるとか、後ろめたさが消えるとか・・
いやいやいやいや・・そんな簡単なものじゃなかったよな、と。笑
それでもやっぱり面白さはあるし、仕事場環境を整えたり、服装をいつもよりきちっとしたりする楽しさはあります。
月曜日がしんどい代わりに、休み前の晴れやかなワクワク感と言ったら。
まぁまぁやれるし、まぁまぁしんどいし。
そんなもんです。
在宅も、まぁまぁ。笑
オンラインのアシスタントもあるそうです。
資格取ったり、節約について考えたり。
時間がしっかりあるからこそ、他の人が考えずに「とりあえず・・」みたいになっているところを考えられたりするんじゃないでしょうか。
>>>【専業主婦と自信】お金の資格「FP」で武装するのがおすすめな理由
>>>主婦がやっておきたい節約!2023年こそ「ふるさと納税」始めませんか?
この時代「ただ」働くだけ、でもダメみたいですし。
好きなようにやろうと思います。笑