ラプアンカンクリ/ショールウィズポケットMARIA、迷って迷って迷って迷いました。
迷いの原因は・・
チクチク・臭い・抜け毛がやばい(らしい)
ですが、本当に買ってよかった。
羊100%の心地よさに2年間どっぷり愛用中。
そして3年目突入。
もはや「いないと生きていけない」レベルの必需品になっています。
ちくちくや匂いなど気になったところと対処法、さらに1年後・2年後の様子も含めて紹介します。
ちなみに私はこんな人 ↓
・チクチクが苦手
・Tシャツのタグすら嫌
・匂いに敏感
・155cmのミニー
ラプアンカンクリのショールMARIAのチクチク・匂い・抜け毛
雑誌でも紹介されているし、ショールを扱っているお店Scopeさんの紹介記事も素晴らしい。
しかし。
私もあなたと同じでした。
臭いとちくちくに対するコメントの多さがものすごく引っかかる。
では実際我が家に届いたラプアンカンクリのショールMARIAはどうだったのか?
まずはそこから見ていきます。
使い始めはインパクトのある臭い
まずはものすごくたくさんの口コミにあった臭い。
うん、納得。
羊毛100%の破壊力はすごいです。
箱から出して広げた瞬間「おおお」となりました。
動物園の臭い。というか動物園の羊コーナーの地面近くの臭いです。結構強烈。
後から帰ってきた夫が何も言っていないのに・・
「!?」
となる残り香。笑
ある程度強烈な臭いがするのは口コミで承知の上ですが、このままじゃ使えない!
羊毛の匂い対策でやったこと
公式サイトや買った人の口コミ・羊毛の扱いなどを調べて、試してみたのがこちら。
- 洗剤を使って手洗い
- 陰干し(日中の半日)
- 洗濯機でお洗濯
- 陰干し(日中の半日×2日)
- 窓際とか風通しのいいところに広げる
※洗剤はオシャレ着用
(カシミヤ洗えます!という洗剤を使いました。)
これだけやってみたところ、何とか使えるように!
流石に顔をうずめたりすれば、・・・羊!ってなりましたが。
そこから1ヶ月くらいは、気を抜いた瞬間にふんわり羊が香ってきたりしていましたが、徐々に薄らいでいきました。
・・・
で、購入から1年。
1年経つとほとんど無臭です。
ほとんどっていうのは布って何らかの匂いしますよねっていう程度です。
2年経つと、もはや臭いを思い出せないレベルです。
3年経つと、羊が懐かしすぎて泣きそうです、逆に。
ウールの正しい扱い方は?
ウールの正しい扱い方もまとめておきます。
ラプアンカンクリのサイトによるとウールは基本的にお洗濯不要なのだとか。
定期的に陰干しして湿気を逃し、雑菌の繁殖を防げるのだそうです。
MARIAのお洗濯表示は「手洗いOK」になっています。
私も最初の1回は手洗いしましたが、なにしろ冬だし寒いし、乾かんし。
ということで買った人の口コミを参考に、洗濯機へ。
- 洗濯機:ドライモード
- 洗剤:カシミヤセーターも洗えるやつ
で、洗いました。
完全に自己責任です。
陰干しって書いてますが冬だったこともあり、ベランダで割と堂々と干しました。
これで使えるくらいには臭いがおさまりましたが、1ヶ月くらいは出来るだけ干したり、風通しのいいところに置いてみたり。
何とか家の匂いとお日さまの香りを吸い込んでもらおうと頑張りました。
言ってしまえばそれくらいドキドキする臭いでした。笑
楽天市場のSCOPEさんのページさんにはお手入れについてこんな記載が。
ご自宅でお洗濯される場合は、たっぷりの水に中性洗剤をよく溶かし、さっと洗ってすすいだ後、軽く絞り、風通しの良い場所で干してください。
SCOPE
チクチクは大丈夫?
正直、
1年経った今でもチクチクする?
と聞かれたら、そりゃちょっとはチクチクするよと答えます。
どれくらいかと言うと、まだちょっと肌寒いくらいの頃に、うっかり半袖のTシャツの上に羽織ったりすると、段々チクチクしてくる程度。
寒い時期に使うなら少なくとも長袖のTシャツなど着てるはずなので、腕へのちくちくは気になりません。
首回り。確かにちくちくします。
が、こちらもかゆくて羽織ってられない!という感じではありません。
ふわふわ気持ちいいーーとかしなやか・なめらかとは、もう明らかに違います。
だからと言って嫌かというとそうでもなく。
ちょっとチクチクするのも含めて、素朴なというか無骨なあったかさに包まれている感じがしてきます。
ふわふわ・サラサラな手触りじゃないのに気持ちいいってちょっとすごくないですか?
セーターではなくあくまでショール。
服の上から羽織るものなのでチクチクはそこまで気にならないかと。
私は家の中でずっと羽織ってます。
ちなみに、これが2年経つと、「え??チクチク??」ってなります。
半袖の上からサッと羽織っても、「うーん、まぁカシミヤタッチではないけど・・」という感じ。
普通に羽織っていられます。
去年は無理だったのに、今年は大丈夫になっている。
私は相変わらず、臭いもチクチクも苦手なので、ショールの方がまったり育ったたということのようです。
毛は抜ける?抜けます!
抜け毛はどうかというと最初は抜けます。
長毛種の大型犬飼ってます?!っていうくらい抜けました。
最初の1ヶ月くらいはそこら中に抜け毛。
素材同士の相性があるようで、黒の化学繊維のワンピースに羽織ったらえらいことになって。
引き返して着替えたことがあります。笑
ですが1年経つとすっかり落ち着きました。
抜け毛の季節が終わったのか、同じ黒のワンピースの上に着ても1本、2本くっついているかな?くらいに。
お掃除の時にも見当たらないです。
2年経つと。
「抜け毛???」
・・って感じです。
あの苦労を完全に忘れるくらい1枚の布です。
改めて、写真と共に詳しく見ていきます。
あったかくて丈夫・普段使いのラプアンカンクリのショールMARIA
ラプアンカンクリはフィンランドにある小さな町ラプアのテキスタイルメーカーです。
テキスタイルとは、織物とその材料である繊維のことで、特にアパレル関連の繊維のことを指すのだそうです。
長い冬と自然豊かな町、ラプアの織り手たちが作ったショール
聞いてるだけであったかそう、そして本当にあったかい・・。
その理由は、ウール100%!
毛布並みの厚さとあったかさなのに、毛布と違ってさっと羽織ったり脱いだりできる丁度いい大きさ。
しかも丈夫なので特別気を使わなきゃ・・ということもなく。
日常生活にめちゃくちゃピッタリなのショールなのです。
楽天市場のSCOPEさんのページに、ラプアンカンクリのショールを紹介している記事があって、その中でこの「日常使い」の素晴らしさがとても素敵に表現されています。
お洒落な物の選択肢は豊富な世ですが、生活感が出なくて誰もが気兼ねなく日常使いでき、価格的にもバランスのよいショールというのはナカナカ見つかりません。存在を意識しないレベルで日々に馴染み、空気のようにそばにある、それが物にとっての誉れだと思うのですが、そんな物は少ないのです。冬場に羽織るだけでなく、夏場は折りたたんで背あてにされたり、クッションとして使われていたり、時には物を運ぶ際の緩衝材にもされている。会社にも沢山あって、家にも車にもある。細かなことは気にせず使われています。
SCOPE
オシャレで高価なものは、どっかに引っ掛けちゃったらどうしよう、料理をしていて汚しちゃったらどうしよう・・となって結局ものすごく気を遣ったり。
それはそれでいいことなのですが、そうじゃなくて毎日気兼ねなくガシガシ使えて、それでも可愛くて心地いいもの。
それってすごく大切で有難いんだなと教えられました。
私にとってラプアンカンクリのショールは、物を選ぶ目が変わった出会いでもありました。
ウール100%の暖かさと羽織るだけでサマになるおしゃれ感
ウール100%。羊さん100%です。
あらためてなぜ羊毛があったかいのか。
羊毛が暖かいのは、羊毛繊維の縮れ(クリンプ)がたくさんの空気を含むからです。羊毛繊維は一定の方向へまっすぐ伸びるのではなく、反り返りながら伸びるため全体がちりちり縮れるのです。この縮れのおかげで羊毛は体積のなんと約60%もの空気を含んでいます。空気には熱を伝えない(熱伝導率が低い)性質があります。熱伝道率の高い麻とは逆で、一度温まったらなかなか体温を逃がしません。触ったらすぐに体温で温まり、温まった熱を逃がしにくいのでヒヤッせず、あたたかいのです。
株式会社 京都金桝「ウールについて」
ポリエステルやアクリル繊維も、実は羊毛を目指して開発されている。
天然の羊には敵わないわけですね。
しかもジメジメしない、むれない!
そして汚れにくいのだとか。
実際、寒い部屋に置いておいてパッと手にとって羽織るとその瞬間からもうあったかいです。
お布団でも冬に入るとしばらく冷たくて寒いですよね。
私の体温奪ってないかい?君、と布団に問いかけたくなる。
だから湯たんぽで温めておいたり、電気毛布やってみたり・・となるわけですが。
このショールはそうではなくて。
羽織った瞬間からあったかい。
しかも、体がしっかりあったまっていくような不思議な感覚があります。
これは使ってみて初めて気づいた羊毛ショールの凄さでした。
使ってみて1年、どれくらい活躍しているか私の場合をご紹介!
体の芯からあっためてくれる
普段もさることながら、効果を実感するのが寒気に襲われたときにそのパワーを一層実感します。
ショールを肩からというより、もはや頭から被ったところなんともいえないあったかさ、そして安心感が広がります。
お布団や毛布にはない、ちょっと湿った温かさというんでしょうか。
ヒーターみたいに離れたら寒い!ではなく、はおっているとだんだん体があったまってきて、「おお暑いわ!」みたいなこともあるくらい。
羊ってすごいな…とはおるたびに思っています。
お布団から出たくない朝に
寒い冬の日はお布団の中に入れておきます。
朝はそれをお布団の中でぐるぐるに巻いてから布団から出る。
そうすると布団から出る辛さがものすごくマシになります。
出張先のホテルにも連れて行ってました。
ホテルで毛布借りると、まぁまぁの確率でやってくるのがペラペラごわごわの毛布。
あんまり好きじゃないんです、あれ。
なのでお布団の間にショールを入れて毛布がわりにして寝ます。
本当に手放せない存在になっています。
コートがわりにもなる信頼の暖かさ
ちょっとお買い物、なんて時にも便利です。
わざわざコートも面倒、な時にさっと羽織れる。
重さがあるので自転車に乗るときに羽織ってもペラペラ風になびいて邪魔・・・なんてこともありません。
暖かさはコートばり。
というか物によってはコートよりあったかいです。
155cmの私でも着られてる感なし・オシャレに見える
身長155cmの私が羽織っても、ポケットに手は届きます。
ポケットがなかなか深くて大きいので、ポケットの底に指先は届きませんが特に不便は感じません。
(クリップとかピンとか小さいもの入れるなら気になるかも?)
羽織ると、前は膝上15cmくらい、後ろは腰の少し下になるくらい。
お尻全部が隠れる長さではありません。
こういう大きめの羽織って
背の低い人間が着ると気になるのが、服に着られてる感。
MARIAだと着られてる感はありません。
お店などの写真を見てると、かなり大きめに見えるのでわざとゆるめに羽織っているのかも?
実際は寒さ防止やずれ防止のためにもキュッと前に絞るようにしちゃうので、意外と後ろも前も首元もスッキリ。
ざっくりしているように見えて洋服を選ばない。
さらに分厚さとちょっと重いのが絶妙なのか、オシャレ上級者からは程遠い私でも、とりあえずさっと羽織れば何だか様になるありがたい1枚です。
では実物を見ていきましょう!
ラプアンカンクリのショールMARIAを写真でレビュー
まずは大きさ。
ラプアンカンクリのショールMARIAはでかい!
長さ180cm×60cm
身長155cmの私なんてすっぽり隠れます。
なんでも入るポケット付き
ビッグサイズのポケット。
スマホ入ります。お財布入ります。文庫本だって余裕です。
・・・くまだって。
ちょっとそこまでお買い物なんて楽勝です。
日常使いにぴったりの頑丈さ
しかもペラペラではなくしっかりとした厚みがあります。
なので折り畳むとこの存在感。笑
もう「ストール」とか「ショール」とかで、パッと思い浮かぶ厚みを軽く超えてます。
しかしこの分厚さというか、繊細とは真逆の頑丈そうなところがこのショールのいいところ。
適当においても、くしゃくしゃにならないし、ちょっとやそっとでは破れない。
もはや破れる心配すらしたことありませんが。
購入を決めるまでは迷いに迷ったけど、買ってよかった!!
今となっては毎日の生活の中にあって当たり前ですが、買うまでめちゃくちゃ迷いました。
でも本当に買ってよかった。
買おうと決めた理由は寒さと口コミと・・オマケ
私が購入した去年2021年の秋といえば、ちょうどコロナ禍でお家にいることが増えた頃。
部屋の中でじっとしているとエアコンをつけていても・・・寒い!!
着る毛布とか、普通の雑貨屋さんで売っているモコモコした膝掛けを頭から被ってみても
あんまりあったかくない上に動きにくい・・・。
何かないかと探していた時に雑誌の記事で発見。
なんだか可愛い、そしてあったかそう。
しかし高い・・!
え・・布1枚がそんなにするの・・??(←失礼)
一瞬たじろいだものの、ネットで検索していると、どうもめちゃくちゃあったかいらしい。
そして可愛いらしい。
しかし、チクチクするとか、獣臭がすごいらしいとか・・不安なコメントも。
とはいうものの
干したら大丈夫!
という口コミも多かったので思い切って購入!
迷っているうちに欲しい色が売り切れて、1年越しの購入!
なんて口コミが多かったのも後押しになりました。
あと、オマケに背中を押されました。
私が買った時は北欧柄の布のオマケ付きでした。
去年は北欧柄のマルチケース(枕かな?)がおまけに。
そしてなんと・・
2023年のおまけは、ショールの前を留めておける「ピン」!
自転車に乗ったり、外に出る時、寒くなると前がぺらぺら開くのが気になります・・。
おしゃれなピンが欲しいな・・と思っていたところへ、今年のおまけになるんだとか。
もう別で探す必要もなし。
だいぶ背中を押してもらえるんではないでしょうか。
購入済みの私から言えることは、ひとこと。
いいなー
今年はピンが付かないそうなので、ちょっぴり残念。
お値段以上に毎日使い倒してます
さらに言えば・・高いと思ったこのお値段も、結果的に全く高くなかったです。
寒いの苦手で着る毛布やら、もこもこブランケットやらフリースブランケットやら買ってきました。
が、毎年、うーん寒い・・どうしよう何か買おう・・となってました。
積み上がったブランケットと毛布類たち・・・
しかしラプアンカンクリのショールが来てからはずっとこれ。
お家の中どこへでも一緒。
ぐるぐるに巻いて暖をとり、膝掛けにもなり。
ちょっとあったかくなったらクッションと化す。
布団から出る瞬間から一緒です。
これ以外何か欲しいと思わない。
むしろ、お家の中用と外用を分けたいからもう1枚欲しい・・と思うくらい。笑
グレーを持っているので今回は違う色を・・みたいな声が多いの、めっちゃ納得です。
だってこれで十分だもの。
※今年は家用・寝る時用に買い足しました。
すごすぎるコタツになります。
電気のいらない天才的なコタツ。
そして燃えないので、もしものときにも被って逃げられる…!
色はグレーで大正解だった!
ちなみに色は最後まで迷いました。
が、結局
グレーが一番人気だよ
という声に負けました。
でも負けてよかったなと思っています。
MARIAのグレーは薄いグレーと白の太い糸で模様が編まれているので、見た目はとっても軽い印象になります。
よりフワッと暖かそうに見えます。
もちろん羽織るとしっかり重さはありますが。
冬ってどうしても暗い色多めになりますからね。
年齢や服装を選ばない色合いだと改めて思います。
ラプアンカンクリのショールMARIAはどこで買える?
私は楽天市場で買いました。
東京・表参道にはラプアンカンクリのショップもあるそうです。
探してみるとショッピングモールに入っている雑貨屋さんなどにも何種類か置いてあるみたい。
通販だとキナリノとか北欧のオシャレ系ブランドを扱っているサイト、アーバンリサーチなどでも扱っているようです。
ちなみに2023年は早くも7月に販売が始まっていました!
2024年はscopeさんには2024年9月27日入荷でした。
まとめ
ラプアンカンクリのショールMARIA。
確かに最初は…いえ、しばらくは匂いも気になりますし、ちくちくもしますし、毛も抜けます。
ただ手洗いOKなので、洗ったり、陰干したり、風通しのいいところに置いたり、ブラシをかけてみたりすることで、匂いとチクチクは1ヶ月くらいで気にならなくなりました。
さらに1年経つと「え??匂ってましたっけ?」くらいになりますし、抜け毛もほぼなくなりました。
肌寒くなって、久しぶりに羽織った日には半袖のTシャツだったこともあって、ちょっと「ちく」っとしましたが、すぐに慣れました。
2年経つと、「???」って感じ。
半袖余裕です。
前の年の記憶があったから、ちくっとするかなーーなんて思いながら羽織ったのに。
羽織った瞬間、背中にぽわぁぁっとお風呂に入った時みたいな優しいあったかさが広がります。
これは置いてあるものを見てるだけ、写真を見てるだけじゃ伝わらない。
手に取って相棒にしてほしい。
寒い日にこそ使ってほしい。
寒さが和らぐって、あったかいって本当に気持ちいいし、気持ちを優しくしてくれるんだなと今年使って改めて感じます。
ちくちく匂い・抜け毛を乗り越える価値はあります。
(今年からは”値段”もかな)
迷っているあなたの参考になれば嬉しいです。
私は楽天市場のScopeさんで購入しました。
単色もあります。こちらは明るいブルーなんかもあってまた違った印象です。
≫冬の冷たいフローリングから足元を守るのも忘れずに。
≫お家時間にピッタリの可愛いのに本格派なカレルチャペックの紅茶。