食洗機を使いたいと思って調べ始めたら、次々と問題が出てきて困っていませんか?
キッチンも使い方も様々なので、ピッタリくる食洗機は当然人によって変わってきます。
が、そもそもここをクリアできないと機種やメーカー選び以前の問題!という、みんながクリアしないといけないチェックポイントをまとめました。
後悔しない食洗機選びのために・・というより時間を無駄にせず、効率よく食洗機をお家に迎えられるよう、まずはチェックしてみませんか?
- 分岐水栓が使えるか
- コンセントが近くにあるか
- アース付きのコンセントか
- 置く場所があるか
- 設置条件
- 場所
▽この記事を書いたのは・・
転勤族歴:18年
関東→大阪へ
転妻・夫婦2人
食洗機って使い方、なんだかイメージしづらい・・なら【体験談】買って使って初めて分かった食洗機の「使い方」を読んでおく。
お家の水道の蛇口が分岐水栓に対応しているかどうか
何よりもまず、分岐水栓です。
分岐水栓ってこんなやつです。↓
分岐水栓が使える蛇口かどうか
まず確認したいのが・・
分岐水栓が使える蛇口か
分岐水栓はお家の水道に新たな金具をくっつけて、蛇口から直接食洗機にお水を給水するというもの。
分岐水栓なら、水を溜めたり、カップでタンクにお水を入れたりしなくても、勝手に水を給水してくれます。
本当に自動になるっていう有難い仕組みなんですが・・
この分岐水栓は「水道の蛇口」によって異なります。
食洗機によって・・じゃないのが最大のポイントです。
水道の蛇口の裏側とか下の方に書いてある品番を、ホームページで調べると、対応している分岐水栓を教えてくれます。
どんな水道でも分岐水栓に対応しているわけではないので、ここで出てこなかったら・・残念・・ということ。
賃貸ならではの問題も
さらに今が賃貸でお引越しがある場合は問題が。
次のお家で分岐水栓が使えないとなれば、そもそも食洗機が使えなくなっちゃいます。
分岐水栓は使えるけど、前の家で使っていた分岐水栓とは別の分岐水栓が必要です、となれば、その分またお金がかかってしまいます。
こういう不確かなリスクを考えると我が家のような賃貸・転勤族は、食洗機の選び方も慎重にならざるを得ません・・・。
さらに賃貸の場合は、事前に管理会社に分岐水栓の工事の許可をもらわないといけません。
分岐水栓について詳しく知りたい方はパナソニックのHPが分かりやすいです。
【解決方法】タンク式・バケツ給水式の食洗機を選ぶ
色んなリスクを最小限に抑えるには、やっぱりタンク式やバケツ給水式を最初から選ぶ・・ということになってしまいます。
食洗機は給水の仕方でざっくり2つに分かれます。
- 分岐水栓のみ
- タンク式・バケツ給水(分岐水栓可・不可)
分岐水栓はここまで説明した通り。
タンク式というのは、食洗機本体に水を入れるタンクが付いてて、そこに自分でお水を入れて使うというもの。
バケツの方は、その名前の通り、バケツにお水を溜めて、そこに給水ホースを挿しておくと食洗機が自動で水を給水してくれるというものです。
タンク式には分岐水栓にも対応しているよ、というものもあります。
分岐水栓のためのホースが付いている機種と、別売りの機種があるので値段を見るときは注意が必要です。
転勤族・賃貸な我が家も大きめサイズでタンク式の2つで迷いました。
詳しく【比較】転勤族/賃貸の食洗機はシロカSS-MH351?パナソニックNP-TSP1?で読んでみる。
コンセントが近くにあるか(本当は延長コードNG)
説明書などでは、延長コードを利用せずに食洗機のコードをコンセントに挿せるかも条件になっています。
実際にビックカメラで食洗機を買おうとしたところ、この項目に引っかかってしまい「うちでは工事の手配ができません・・」と言われてしまいました。
「一応工事の見積もりを派遣しましょうか?」と聞かれたので、もしかしたら・・はあるのかもしれませんが・・・。
取扱説明書などには延長コードを使用しないでくださいと書いてあります。
【解決・・とはいえないけど】我が家の対策
しかし・・他の家電量販店で見積もりを依頼して、業者さんに来てもらったところ、延長コードでOKですよーと言われました。
・・・どうなんでしょうか。
一応メモ書きとして残しておきます。
ちょっとした水しぶきやほこりを防いでくれる、1口延長コードを新しく買いました。
コンセントにアースが付いているか
食洗機に使うコンセントは、ただのコンセントではなく、アースに対応したコンセントじゃないとダメです。
アースって電子レンジなどのコンセントの差し込み口あたりから出ている黄色とか緑のやつです。
漏電したり故障した時に、人間が感電しないための仕組み。
アースを設置していると、漏電している電化製品に人間が触れてしまっても、電気の大部分がアースの方に流れて、人間が感電せずにすむんだそうです。
アースを付けていない場合
アースを付けている場合
水回りの電化製品は大体アースがついてますよね。
説明書にも本体にも「アースを付けてください」としっかり書いてあります。
そこで、出てくるのが・・・
アースが付いているコンセントが近くにない・・!
という問題です。
調べていると、工事してアース付きのコンセントに替える・・なんて方法も出てきましたが、賃貸ではちょっと無謀ですよね。
【解決方法】アース線を長いものに取り替える
食洗機本体や家電にもともと付いているアース線ってそんなに長くないので、足りると思ってたら・・あら!足りない・・!なんてことも。
で、届かないなら長いものに替えてしまう!というのが出来るんだそうです。
しかも自分で!
めちゃくちゃ分かりやすくまとめられているページがありましたので貼っておきます。
アースって取り外せるんだ・・しかも付け替えれるんだ・・とびっくり。
アース線そのものもお高いものではないので、試してみる価値大アリです。
延長したアースの隠し方まで丁寧に解説されているのでぜひ!
漏電遮断機も
さらに、アースとセットで使うのが安全装置・漏電遮断機。
漏電遮断機は、漏電が起きたときに、瞬時に電気を切ってくれるというもの。
コンセントに挿すだけでOKの簡単なものもあります。
その名も「ビリビリガード」。
コンセントに挿し、さらにビリビリガード本体についているコンセント口に食洗機のプラグを挿して使います。
もし漏電が起きても、ビリビリガードにつながっている先(ここでは食洗機)に電気が流れないようになるだけなので、家全体のブレーカーが落ちて電化製品が全部止まる・・ということを防げるわけです。
アースの代わりにはなりません。
アースとセットで使ってより安全に・・ということのようです。
食洗機を置く場所の問題
最後の難関が置く場所の問題。
これも2つに分けると・・
- 食洗機ごとの設置条件
- シンクや作業スペース
食洗機ごとの設置条件
食洗機なら大体同じ条件?と思いきや。
奥行きや幅が違うのはもちろんなんですが、食洗機によって、後ろの壁にくっつけられる・・とか後ろの壁から 15cm以上離してください、などの条件まで違っています。
後ろはくっつけられるけど、上から蒸気が出るから、できるだけ上は開けてくださいとかもあります。
なので、本体の幅や高さで置けるからといって、使えるわけじゃない・・ということ。
お家によってはこっちは置けるけど、こっちは置けない・・てことが起こります。
もはや難解なパズルです。
シンクや作業スペースとの関係
食洗機は本当に本当に大きいです。
小さいって言い張る食洗機でも存在感がやばいです。
ドラマに出てくるようなキッチンならいざ知らず・・・
賃貸のキッチンでの存在感&置くところのなさ。
あと数センチ足りない・・あとちょっとここが伸びれば・・というのを、便利アイテムを駆使してなんとか置けるようにしよう!というのが賃貸キッチンと食洗機の関係です。
例えば我が家のシンク周り。
シンクの横、写真の奥の部分に白い部分がありますが、これだけでは食洗機を置くにはスペースが足りません。
しかも平らに見えて、実は色々凸凹しています。
【解決策】食洗機用の足や台を使う
食洗機用の足や台を使うことで切り抜けられるかもしれません。
シンクの中に足を立てて置けるようにする
シンクの中に足を立てて、板を足す方法があります。
パナソニックの商品。
こんな感じで台の上の部分(天板)と脚が分かれています。
シンクや作業スペースに台を渡す
食洗機専用の台を使う方法もあります。
我が家ではこれをシンク横のスペースに渡す形で置きました。
こうするとシンクを塞がない上に、ラックの下にもスペースができます。
オンラインショップの商品写真には、調理スペースの正面に置いて使っているものも。
13cmと高さがしっかりあるからこそ・・ですよね。
さらに足が微妙に伸び縮みする仕組みになっています。
改めてシンクを眺めると、微妙な段差がたくさん!よく考えられています・・。
食洗機台の詳しい使い方を「置き場で諦めていませんか?食洗機専用の台で転勤族・賃貸の台所に食洗機が置けた」で見てみる。
食洗機をネット通販で買うなら保証に注意
タンク式やバケツ式は工事が要らないので、ネットで買うのも選択肢に入ってきます。
食洗機というと何となく冷蔵庫・・とか、洗濯機とかと同じ括りに考えてしまいますが、タンク式などで特に工事が必要ないなら、パソコンやテレビと同じイメージですね。
大きいし重たいですが、とはいえ冷蔵庫や洗濯機ほどではないので。
私が買ったのもネットです。
何度か家電量販店に足を運んで実物も見ましたが、最終的にはネットで購入しました。
しかし・・!
ネットで買うときは延長保証が付くかどうかに注意が必要です。
高価な電化製品って、延長保証で5年保証・10年保証を付けたりしますよね。
店頭ならそのあたりもちゃんと説明が聞けるんでしょうが、ネットの場合は「延長保証がある」ことは書いてあっても、「延長保証がない」ことは書いてありません。
ちなみに、コジマ楽天市場は延長保証がありませんでした。
コジマの他の通販は別です。コジマの「楽天市場店」のみ、延長保証サービスの対象外なんだそうです。
水回りの電化製品である食洗機は、やっぱり壊れるリスクはこわい・・・
メーカー保証は1年なので延長保証はつけたいところ。
楽天市場でもケーズデンキは5年保証が無料ですし、Joshinも価格の5%で5年保証が付けられます。
やっと決めてやっと届いた・・!の後に「あれ?」とならないように(体験談)、最後まで気を抜かずに・・!
我が家はやらかしてしまったので、丁寧に丁寧に使っていこうと心に決めてます。
まとめ
食洗機を買うならチェックしておきたいポイントは4つ。
- 分岐水栓が使えるか
- コンセントが近くにあるか
- アース付きのコンセントか
- 置く場所があるか
- 設置条件
- 場所
解決策は・・
- タンク式・バケツ給水を選ぶ
- 延長コードは工事見積もりで確認
- アースを長いものに取り替える
- 食洗機用の脚や台を使う
転勤族・賃貸が使うには工夫も努力も必要ですが、ちゃんと調べておうちに届いてしまえば、あとは使い倒すだけ・・!
最初ちょっとハードル高めですが、食洗機があると洗い物の瞬間だけでなくて、ご飯の準備の時から気持ちが楽になります。
おかずが1品増えたり、シンクをいつも綺麗に磨くことができたり。
実際使ってみると、想像していたのとはちょっと違っていました。
食洗機のまとめ記事
食洗機について困ったあれこれを6記事にしました。
食洗機どうしようかなと思ったら、まずは賃貸・転勤族のための食洗機攻略法【置く場所・使い方・機種選び:6記事で解説】へ。
〜この記事で紹介したもの〜